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from the owner
KANOWA代表 源田 雅尚
美容師を、家庭の事情で
終わらせたくない。
以前、妊娠したスタッフから「迷惑をかけるので辞めます」と言われたことがありました。
技術がないからでも、仕事が嫌いだからでもない。家庭の事情がある人が、申し訳なさそうに美容師を辞めていく。
そんなつもりはさらさらなかったのに、そう思わせてしまっていた。そのこと自体がショックでした。
考えてみれば、うちだけの話じゃないんです。専門学校の同級生も、知り合いの先輩も後輩も、みんな美容師を辞めていきました。美容師が好きで、続けたいと思っているのに、続けられない。
地元では今でも、長時間労働が当たり前で、練習は営業時間の外で、休憩もままならない美容室がたくさんあります。家庭を優先して働くのが、そんなに難しいことなのかなと思うんです。
だから僕は、会社の制度と運用を変えてきました。急な休みを責めないこと。練習は営業時間の中でやると決めたこと。結婚や出産に合わせて、働き方を変えながら続けられること。
あの時「辞めます」と言ったスタッフは、今もいてくれて、立派なスタイリストとして頑張ってくれています。
僕の母は、79歳まで現役の美容師でした。21歳で独立して、ハサミ一本でみんなを育ててくれた人です。
最後は、シャンプーが辛くなって、お客様に泣く泣くお断りしながら、辞めていきました。それでも、お客様に大変惜しまれながら辞めていく母の姿を見て、僕は尊敬したんです。
美容師の終わり方は、こんなふうに誇らしいものであってほしい。
だからKANOWAを作る時、最初に考えたのは売上じゃなくて働き方でした。40〜50代の大人のお客様に絞ったのも、同世代のスタッフが落ち着いて、長く向き合えるからです。
ハサミがあれば、
いくつまでだって美容師でいられる。
もちろん、年を取るまで働けという意味じゃありません。続けるのも、区切りをつけるのも、自分で選べる。その選択肢がずっと自分の手の中にあることが、この仕事の安心だと思うんです。
ブランクがあっても、夕方までしか働けなくても、大丈夫です。まず「この条件でも働けますか?」と聞いてください。それだけで、僕たちは向き合えます。
この考え方でKANOWAが作った仕組みを、次の6つにまとめました。







